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2022-12-19 by CHUWI
コンパクトな筐体でありながら拡張性が高く、日本においても人気のミニPCですが、CHUWI(ツーウェイ)ではインテルおよびAMDのCPUを搭載するミニPCを複数販売しています。そこで当記事では、CHUWIのミニPCをCPUにフォーカスをあて記載します。
インテルCPUを搭載のミニPC
一般的にミニPCでは、一部の例外を除き、ノートパソコン向けのCPUが搭載されています。インテルのCPUを搭載するミニPCとしては、大きくCeleronとCore iシリーズに分類されますが、Core iシリーズは更に以下に分類されます。
Celeron / Core iシリーズともに、世代によってベンチマークスコアやレスポンスは大きく異なります。事例としては、第12世代のCore i3-1215Uは 第10世代のCore i7-10710Uを大きく上回り、現行のCeleron (Jasper Lake)のメインとなるCPUは、第5世代のCore i5の実力となります。
なお、インテル第2世代以降のCPUの世代の見分け方は、「Core i7-x1234」の「x」が8の場合は第8世代、12の場合は第12世代と、「x」の部分の数値で見分けることができます。また、ミニPCに搭載のノートパソコン向けのCPUでは、Core i5-5200Uなどの末尾が「U」のものは一般的なモデル、Core i5-1126Hなどの末尾が「H」のものはハイエンドモデルであることを示しています。
Core i3-1215Uを搭載の「CoreBox 4th」
インテルCPUを搭載したCHUWIのミニPCとしてはハイエンドとなる「CoreBox 4th」。CPUには、2022年12月現在のミニPCでは搭載事例の少ない第12世代のCore i3-1215Uを搭載しています。
下の画像は「Geebench 5」のCPU ベンチマークのスコアです。同世代のCPUの場合、ベンチマークスコアとレスポンスは Core i7 > i5 > i3となりますが、Core i3-1215Uは第10世代のCore i7-10710Uや第11世代のCore i5-1135G7に大きな差をつけ高いスコアです。
一般的には、最も下段に掲載のCore i5-8259においても、在宅勤務でのExcelやAccessはサクサクと動作しますが、Core i3-1215Uでは よりキビキビしたレスポンスとなります。
CoreBox 4thの詳細はこちら。CoreBoxの4th モデルですが、CoreBoxはインテル第5世代あるいは第6世代 / 第8世代 / 第10世代のCPUを搭載したモデルとスペックアップし、4thモデルは高速なUSB 4を装備しています。
Celeron J4125を搭載の「HeroBox」
WordやWebサイトのブラウジング、YouTubeの視聴などのライトユースの場合、Celeronを搭載するミニPCも購入候補となります。2022年12月現在、ノートPCやミニPCに搭載されるCeleronの世代はJasper Lakeが主流ですが、前世代のGemini Lakeもまだまだ現役です。
「HeroBox」はGemini Lake J4125を搭載し、その省電力を活かしファンレスであることが大きな特徴です。ファンレスの無音であるため、作業に集中して取り組むことができます。
AMD CPUを搭載のミニPC
AMDのCPUは、Ryzen 第2世代以降、マルチコアの性能が大きく向上し、同世代(同年度にリリース)のインテル CPUを上回る事例が多々あります。
なお、インテル CPUを搭載のミニPCと同様に、他社製品も含めてミニPCの多くはノートパソコン向けのCPUを搭載し、AMD CPUの型番の末尾は以下の区分けとなります。
下表はRyzen 3/5/7/9とCore i3/5/7/9との対比です。大きい数値ほど高性能となります。ただし、Ryzen / Core iともに世代(Ryzen 第4世代、インテル 第11世代など)によっても性能が異なり、異なる世代のベンチマークスコアを比較した場合、Ryzen 5がRyzen 7を上回る、Core i5がCore i7を上回ることも多々あります。このため、Ryzen / Core iともに、ベンチマークスコアを指標とするなどの注意が必要です。
Ryzen 7 5800Hを搭載の「RZBOX」
CHUWIミニPCのフラッグシップとなる「RZBOX」は、ミニPCのカテゴリーではハイエンドクラスとなる「AMD Ryzen 7 5800H」を搭載しています。
CPUの詳細は上表のとおり、第4世代・7nm プロセスの8コア 16スレッド、「CINEBENCH R23」のベンチマークスコアは以下となりますが、ベンチスコアは Apple M1や インテル 第11世代のCore i5-1126Hを上回るほどの高性能でキビキビと動作します。
Ryzen 7 3750Hを搭載の「LarkBox X」
CHUWIのミドルレンジクラスのミニPCとなる「LarkBox X」は、4コア8スレッドの「Ryzen 7 3750H」を搭載しています。Ryzen第2世代のCPUですが、この世代からマルチコアの性能はインテル CPUと同等となり、Ryzenのコスパの高さが大きな特徴となっています。
ベンチマークスコアとしては、インテル 第9世代のCore i5-9300Hと第10世代 Core i5-10300Hの中間(いづれも ノートパソコン向けのハイエンドなCPUを示す「H」モデル)となり、動画視聴や在宅勤務では十分な性能です。